ありがとう!ベルルスコーニ。そして、新しいACミランへ

2017/04/13 ACミランの株式が中国資本に売却された

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これで、31年間続いたACミランのベルルスコーニオーナー体制が終わりました。

ミラン売却が決定…ベルルスコーニは去り、中国人オーナー誕生で新たな歴史が始まる

ミランのクラブ売却が正式決定! 31年続いたベルルスコーニ体制終焉でチャイナミラン誕生

若き実業家ベルルスコーニが、低迷していたチームを買収し、多くのお金と多くの現場介入を行った結果、ACミランは欧州のビッククラブとなった。詳しくは、Wikipediaを読んで下さい。

しかし、以下の様な事が連鎖的に起きて、ACミランは2流クラブになった・・・

ギリシャなどの破綻危機

ヨーロッパ経済危機

イタリア経済低迷

ベルルスコーニの支配する企業グループの経営が不振

ベルルスコーニの懐具合が悪くなり、これまでミランに注ぎ込んでいたお金がなくなった

ミランへのベルルスコーニマネーがストップ(2012年頃から)

もともと入場料収入はヨーロッパのトップクラスではなかったミランにとって、ベルルスコーニマネーが途絶えることは死活問題に

ズラタン、T・シウバをPSGに売却して、ベルルスコーニがオーナーのミラン親会社を資金ショートから防ぐ(選手より、社員の雇用を守る)

FFP(ファイナンシャルフェアプレー)が実施されて、ウルトラC資金補充も出来なくなった

ヨーロッパトップクラスでの選手の争奪戦(=マネーゲーム)に、参加できる資金力はないので、移籍金0の選手をかき集める(本田圭佑など)

ベルルスコーニの現場介入により、実績の無い監督人事や、気に入らないから解任などチームがぐちゃぐちゃになり、UEFA ELすら出場できない状況になる

中東マネーに売却を持ち込むも、拒否されたので、渋々中国資本に売却を決める(ただし、ベルルスコーニは中国が嫌い)

愛すべきキャラクター>ベルルスコーニ

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ミラニスタがベルルスコーニに感謝「こんな夢はもう見られない…ありがとう会長」

ミラニスタがベルルスコーニに感謝「こんな夢はもう見られない…ありがとう会長」

数々の現場介入に、混乱を起こしたベルルスコーニだが、自分のクラブを単なる投資先ではなく、本当に愛していたのは認めないといけないところ。

愛する故に、現場介入をしてしまう。 中学生男子が、好きな女子をいじめるのと同じかな!?

イタリア首相時代でも、時間があればミラネッロ(ミランの練習場)に自家用ヘリで乗りつけて、監督や選手と話していたのはよく知られた話である。

また、なぜか4-3-1-2というシステムとトップ下をしっかり置くのが好きで、カカやルイ・コスタなどスーパーなトップ下がいる時には機能したが、近年のスピード重視のサッカーでは、純粋なトップ下は必要とせず、野心のある監督を連れてきても、4-3-1-2が採用されないとクビを切るというある意味暴挙に出る事も多かった。

なお、サッキ、カペッロ、アンチェロッティ、アッレグリが実績を残したが、少しでもチームが不信になると解任をしてしまうのも、ベルルスコーニっぽい点だろう。

ちなみに、アンチェロッティはミランでUEFA CLで優勝をしたが成績低迷で辞任した。その後、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンを指揮する名将となっている。アッレグリも、解任後、ユベントスの監督になり、セリエA4連覇をしている。良い監督を見つける能力は、あるけどねーあまり忍耐力はないのかな!?

まあ、そうはいっても、低迷するミランを31年もお金を投資し、いまはダメダメだけど黄金期を何度も作った事実から、OBたちやミラニスタには愛されている。

ベル&マル&OB

ミラノダービーの時に撮られた写真。中心にベルルスコーニ。脇にマルディーニも見える。

ベルルスコーニの会長としての最後のコメントが泣ける

ベル爺

SILVIO BERLUSCONI: “ANCORA GRAZIE A TUTTI”

私がミランのオーナーになってから30年以上経った。私はいつでもミランを想っている。しかし現代のフットボールにおいて、クラブを世界水準のレベルで維持するには、一家族の運営だともう不可能に近い。

ミランが与えてくれた感動を私は絶対忘れない。そして一緒に喜んでくれたファンの愛も絶対忘れない。」

ミランが与えてくれた感動を私は絶対忘れない。そして一緒に喜んでくれたファンの愛も絶対忘れない。

選手のほか、ミランを支えてくれたフロントスタッフにも感謝している。特にアドリアーノ・ガッリアーニだ。彼は今日に至るミランに置いて絶対外せない人物だ。彼はミランのエンジンだったよ。

世界中のスタジアムを埋め尽くしてくれた数百万人のファン、ミラノから遠く離れた所に住んでいるファン、Forza Milan!と叫んでくれるその熱は常に感じていた。貴方達がいたからミランは勝てたし、大きくなれた。

新しいオーナーには私たちが築いた歴史を超えるような発展を期待したい。私は今日から1人のミラニスタに戻るよ。これからもずっとミランのファンだ。

ミラニスタは、ほぼ確実に「ベル爺ロス」が起きるね! 絶対!

今回の買収したグループとは!?

元々「買う買う」と言っていたシノ・ヨーロッパ・スポーツ(SES)なるグループは中国政府の横槍によって、紆余曲折あり、消滅し、リー・ヨンホン氏が新たに作ったロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルクグループがACミランを買収した。

ネットニュースでは、「ACミランが中国人に買収された!」と出るが、実はリー・ヨンホン氏はアメリカの巨大投資ファンドであるエリオット・マネージメントからかなりのお金を借りており、半分はアメリカ資本になった形となっている。

ちなみに、エリオット・マネージメントを少し検索すると・・・まあ、相当ダーティーな投資ファンドである事が判る。

破綻国家にたかる訴訟型「ハイエナ」ファンドのエグすぎる手口

リー・ヨンホン氏は、中国から資金を移動できないから、お金を集めるのに苦労して、このダーティーなファンドに頼ったと推測も出来るけど、どうなんだろう!?

さあ、ACミランの新しい船出!

リー・ヨンホン氏は、買収のサイン後にコメントをしている。

「私を信頼してくれたベルルスコーニ氏とフィニンヴェスト社、そして我慢強く見守ってくれたサポーターたちに感謝します。今日から未来を創っていきましょう。そして一歩ずつ進み世界トップの座に返り咲きましょう」

私財を投じて、自分の野心のためにACミランを育てた元会長ベルルスコーニ。なまじフットボールが好きで、強硬な手段で現場介入を行った結果、良い点も悪い点もあったベルルスコーニ時代だが、リー・ヨンホン氏はACミランを「純粋な投資先」として見ているように思われるので、ACミランは新たな方向で動いていくように思われる。

自分は前々から
「いまのミランに必要なのは、一度壊れたチームを再生させるべく、目先の結果に一喜一憂しない中長期的プラン」
だと思っている。

近年高騰を続けている選手の移籍マーケットで、「そもそも使えるお金がない」という絶望的な状況から、数年前から進めている「イタリア人重視」「若手重視」の方向性が進み、セリエAでも1,2位を争うぐらい選手の平均年齢が若くなった。

では、今後は!?

ベルルスコーニが買収元に要求した「ミランでの3年間3億5千万ユーロの投資」約束により、若手主体のチームをよりパワーアップさせる大型補強が行われるだろう。ただ、「若手重視」の姿勢は崩さないと思われる。

レアルのベンゼマとか、いろいろ名前は出ているけど、個人的に以下の2選手がいいかなーと。ただし、2人ともメチャクチャ高い

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  • ピエール=エメリク・オーバメヤン
    • 気に入っている点: 元ミランユース出身・27歳

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  • アンドレア・ベロッティ
    • 気に入っている点: イタリア人・23歳(若い!)

どちらかが来たら、カルロス・バッカは売却でしょうね・・・・

FFP(ファイナンシャル・フェアプレイ)対策

UEFAのFFP(ファイナンシャル・フェアプレイ)の適用を除外してもらおうと、ミランは現在動いている。

この申請が通れば、ミランは最大3年間までFFP制限から解放される。オーナーからの資金が無制限になる「謎の抜け道」が堂々とできるらしい。

とりあえず来期の移籍マーケットでは、ミランが大暴れする事を期待します!!

PROFILE

Makotoミラニスタ / DQ10バカ

SEというなの何でも屋 / 意味も無くドメイン取得が趣味
とにかく面白いコトが好き。
神奈川在住。奥様と猫2匹と穏やかな日々を過ごす。

Private BLOG: NO AC.Milan, NO LIFE
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